外国産の墓石が標準

MENU

 墓石の展示場や墓地に建つ新しい墓石のほとんどは外国産です。これは、40年以上前に石材資源が豊富なことと、人件費が安いことに目をつけた墓石業者が技術指導など投資を行い、今では、日本の石材まで中国に運び製造してます。

 

 中国で投資を行った結果墓石の形も変りました。過去日本での製造は切断と研磨の設備しかない墓石店が主体のため、墓石の形は四角に切って磨いただけのものでした。それが現在は「上下蓮華型」「スリン型」「標準型」等高級型イメージに変わってます。

 

上下蓮華

スリン

標準型

一般型

上下蓮華

スリン

標準型

一般型

 

最新設備と技術が確立したことでもう1つ。お墓工事を注文すると家紋あるいは先祖代々等刻字も工事店に依頼します。この刻字を字彫りといって専門業者(字彫屋)が彫ります。工事業者は字彫業者に依頼して家紋や○○家等を彫ります。最近は洋型墓ですが○○家等ではなく、花や動物等物体を彫刻する人が増えています。この物体の彫り方に「線彫」と「立体彫」か゜あり、「線彫」は物体を描いた線のみを彫り、出来上がった感じは切り絵のよう、「立体彫」は物体を立体的に彫るため迫力感があります。

 

 そこで注意したいのが、国内で「立体彫」の設備技術を持つ字彫り業者は少ないため「立体彫」を希望したいきは、早めに工事店に相談するようにします。工事店が国内の立体彫にルートが無いときは、中国で立体彫にします。

 

 さて気になる石の材質ですが、過去に国内のある石材業者が一流紙で、外国産の墓石はすぐヒビ割れ変色する等間違った意見を述べていました。これは間違ってますね。間違いは墓地へ行くとわかります。真新しい墓石の殆どは外国産、その中に変色ヒビ割れ等あるか確かめられます。

 

 墓石の流通はプロが認めたものが流通してます。石材プロがこれは墓石になると見て採掘、その石材をプロが買い製造し個人客に売ります。外国産の墓石は悪いどころか良いものが多くあります。